2015年11月23日

トーキョーカルチャーシーン / TCS RADIO出演

トーキョーカルチャーシーンというWEBラジオに出演させていただきました!

東京・仙台・石巻・岩沼という4都市ツアーを行ったコマイぬ「親戚の話」についてや、演出の話、高校演劇サミットの話などたっぷりとお話をさせていただきました。なんと今回は異例の前・後編に分けての配信!同番組初めてのことでは!?ありがたいやら、恐縮やら…。今回は前編です〜。
お時間ある時にぜひぜひ聞いてみてください。

http://tcsradio.tokyo/013.html
posted by tanarin at 04:41| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月23日

島 The Island

「島 The Island」への問い

「いま必要なのは
  断言することばではなく、問いかけることばだ」

4年前に大切な友人から教えてもらった言葉。今回、様々な場面で何故かこの言葉を思い出す…。


一体、何故、自分はこの作品にこんなにも惹かれ、ついには上演するに至ったのか。
という少し長い文章です。

これは南アフリカのケープタウン沖にあるロベン島を舞台にした物語で、そこはネルソン・マンデラ元大統領をはじめ、反アパルトヘイト運動の活動家ちが政治犯として収容された刑務所のあった島。
あらすじとしては、ある日、その島で「演芸会」が行われることになり、そこでふたりの受刑者ジョンとウィストンは、自分たち黒人の現状を訴えるためにギリシャ悲劇「アンティゴネ―」の上演を計画するのだが・・・。というもの。

その中で、もちろん様々なことが起きるし、語られるのだが、自分はこれは「演劇」の話だと思った。演劇とは何か、演劇のチカラを信じるとは何か、自分は何故、演劇をやっているのか、を問いなおすような…。

閑話休題

この作品に出会ったのは、2012年、真夏の密陽演劇祭。
作品を知ったと言うこと以上の「何か」に出会った夏だった。
そこは世界中の様々な国からカンパニーが集まり、野外劇場含め7つの劇場がある密陽演劇村での数日間はかけがえのない経験だった。僕達のカンパニー(身体の景色)はシェイクスピア時代の劇場を思わせる野外劇場に併設された宿舎に泊まり、自分たちの稽古と公演の他は毎日2〜3つの舞台を観た。

その中で、最も衝撃を受けたのが、この「島 The Island」だった。韓国のカンパニーだったので当然、全編韓国語、そして字幕もなし(韓国語上演のものは字幕が無かった)しかし、そんなものは物ともせずに、圧倒的な面白さがあった。なによりものすごく、惹かれている自分に、驚いた。
一体、何にそんなに惹かれたのか?それは今でもよくわからない。とにかく、日本に帰ってから少し調べたが戯曲は出版されておらず、英語版は入手したのだが、そもそも日本で上演されているのかも分からなかった。(これは後に、地人会が1988年に上演していると判明する)。

それから時が流れ、ふとしたところから今回の企画が持ち上がった、その時に、真っ先に提案したのが「島 The Island」であった。翻訳は黒川陽子さんに頼もう、と直感的思ったし、これは大正解だった。しかしそこからが大変で、上演権取得の為に戯曲の奥付に記載のあるNYのエージェンシーに連絡を取るが、なかなか返信が無いし、なんだか要を得ない。そうこうしているうちに実は奥付にあるところから、別のエージェンシーに版権が移っていることが分かり、改めてそちらと交渉。グーグル先生の翻訳と英語の出来る友人に助けてもらいながら、なんとか無事に上演権を取得。そんな紆余曲折を経て、ようやく上演にこぎつけることが出来た。
もちろん、企画(団体)としても初めてのことが多く、それはそれは様々な大変なことがあったし、とてもたくさんの人に助けてもらったのだが、それはまた別の話。

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さて、今現在、冒頭の問いに答えることができるのか?
なんとなく今はこの作品に惹かれている理由が分かりつつある。それは、素晴らしい新訳と、魅力的な俳優が、稽古を通して教えてくれた。同時にこの問いは「演劇とは何か」という大きな問いに形を変えつつある。今現在の、それに対する回答は、これはもちろん作品の上演をもってお答えしたい。

そして、願わくば上演を観てくれたあなたも、自分が3年前の夏に体験したのと同じように、あたな自身の「何か」に出会ってほしい。劇場とは、そのような場所ではないかと、思っている。

作:アソル・フガード ジョン・カニ ウィンストン・ヌッショナ
翻訳:黒川陽子(新訳)
演出:田中圭介
出演:窪田壮史 野坂弘
企画制作:キダハシワークス/NNTD actor's project
協力:新国立劇場演劇研修所
○スケジュール
9月
6日(日) 13時〜/17時〜
12日(土) 15時〜/19時〜
13日(日) 13時〜/17時〜
○チケット料金
1800円(学生:1000円)
★★チケット予約★★
7/25 下記URLにて予約開始
http://goo.gl/AjFYUx
(シバイエンジン)
○会場
芸能花伝舎 新国立劇場演劇研修所内スタジオ
(新宿区西新宿6-12-30)
http://www.geidankyo.or.jp/…/sites/default/files/pdf_map.pdf

◇NNTD actor's projectとは?
新国立劇場演劇研修所の修了生が主体となって創作していくための演劇ネットワーク・ユニット
◇キダハシワークスとは?
NNTD actor's project第一回公演「島 The Island」を上演するにあたって立ち上げられた、演出家・田中圭介と俳優・窪田壮史による演劇ユニット

※写真
こないだ、りょうくんが稽古場撮影の合間、ワタクシの写真もちょいちょい撮ってくれてて、こんなこと(被写体になること)はほとんど無いし、せっかくなので照れつつ載せてみる。

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posted by tanarin at 02:33| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月10日

身体の景色Vol.8 「戦場のピクニック」「Lady Macbeth」二本立て公演


たくさんの方々に支えられ身体の景色は今年旗揚げから7年を数えます。
かけがえのない幸福な出逢いとご好意に導かれ今日をそして明日をむかえようとしております。
心からの感謝をここに。
本当にありがとうございます。

身体の景色第8回目の本公演がございます。
昨年好評を得ました「戦場のピクニック」を一部キャストを新たに再演致します。
また本年6月にソウルのシェークスピアフェスティバルへの参加が決まりました新作「Lady Macbeth」を上演致します。
本公演としては二年ぶり。新旧二本立てにてお送り致します。

以下詳細を記させて頂きました。
ご参照頂きましてご都合の良い日がございましたらぶらりお立ち寄り頂ければ幸いです。
ご不明点等ございましたら何卒お気軽にご連絡の程お願い申し上げます。


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《身体の景色 vol.8》
二年ぶりの本公演 新旧二本立て


「戦場のピクニック」
〜アラバール作「戦場のピクニック」より〜
(再演/2013年 戦場のピクニックフェスティバル参加作品)

出演:古木杏子(劇団キンダースペース)
   佐藤祐香
   佐々木美奈
   堀暁子
   佐々木啓
   岡野暢


「Lady Macbeth」
〜シェークスピア作「マクベス」より〜
(新作/2014年 ソウル シェークスピアフェスティバル招聘作品)

出演:ペ・ミヒャン
   泉正太郎
   南かおり
  (以上劇団遊戯)
   小玉陽子
   岡野暢


構成・演出:身体の景色
ドラマターグ:田中圭介

音楽:松田幹
照明:小川伊久馬(SECT)
衣裳:杏子



日時:2014年 5/16〜18
16(金) 19:30★
17(土) 14:00★&19:30★
18(日) 14:00★&18:00

※ロビー開場及び受付開始は開演の60分前から。客席開場は開演の30分前から。全席自由。

★印の回はアフタートークを行ないます。
【ゲスト】
16(金)夜: 山本芳郎(俳優/山の手事情社)
17(土)昼: 長田育恵(劇作家/演劇ユニットてがみ座 主宰)
17(土)夜: 吉田小夏(劇作家・演出家/青☆組 主宰)
18(日)昼: 矢野靖人(演出家/shelf 代表)



料金:
【早割】 ¥3,500
【一般】 ¥3,800

【海外公演 応援券】 ¥4,500
一般料金に¥700プラスさせて頂いた応援券を設定させて頂きました。応援券収益の一部は身体の景色 海外公演 諸費用に大切に使用させて頂きます。身体の景色 海外公演は非営利な文化交流です。演劇を通した調和の模索を、またその深化を探っております。ご支援を頂ければ幸いです。
ご予約の際は「応援券」の項目がございますのでご選択頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます。



ご予約:
1)お名前(カナ)
2)日時
3)枚数
以上三点を送信くださいませ。
折り返しご予約完了メールをお送り致します。

tanarin1979あっとまーくgmail.com
※あっとまーくを@に変えてご送信ください。


会場:
日暮里d-倉庫
http://www.geocities.jp/azabubu/map_d.html



ごあいさつ(チラシ掲載文より):
記憶と対峙し作品を作ってきたところがあるように思います。
幾つかの試行錯誤を経て、今僕らはその記憶を「身体の奥に眠る“記憶にない記憶”」と呼んでいます。
あるいは潜在意識、無意識に眠る“認知できない想い”と。
その記憶、想いが僕らを破壊する負の力に満ちている場合、僕らはどうしたらいいのか。
これは重要な問い掛けに感じます。

身体の景色にはゆっくりと築いてきた構造があります。
それは先輩諸氏が既に用いてきた様々な手法を僕らなりに選別し拾い調合したものです。
その構造にテキストという光を投射するとテキストごとに異なるプリズムが生じます。

不条理劇とシェークスピアを利用した、記憶への二つの眼差し。二つのプリズム。
これらを並べ置くことで見えてくる普遍性。見えてくる差異。
同じ景色から立ち上がる異なる匂い。同じ所作から立ち上が異なる歪み。
対比という視点が加わることで、それぞれの作品をよりお楽しみ頂けるのではないか。
そのように考え、二本立て公演を企画させて頂いた次第にございます。

突き抜けるような雲一つない空が心地良い昼下がり。
この文章を書いている今は2月。
全出演者が決まり安堵のひと時。これより稽古が始まる怖れと期待。
好意の重なりと素敵な出逢いに、そしてご縁の不思議に心からの感謝を。

皆様のご来場、出演者スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
posted by tanarin at 15:27| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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